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―第70回小川町総会準備ニュースNo.1―

 今年の夏は、

“青石の里”小川町でお会いしましょう

―小川町総会は8月19〜23日です―

 最終更新日:2016年3月21日

 地団研はことし70周年、総会も70回目となります。埼玉支部では、日曜地学ハイキングが、1965年に第1回を小川町の堂平山で行われてから50年間つづき、今年の7月で500回目を迎えます。このように、地団研にとっても埼玉支部にとっても記念すべき節目の年に、埼玉で総会が開催でき、必ず成功させなければならないとの決意を新たにしているところです。

 埼玉での地団研総会は、1982年に“日本地質学発祥の地”秩父、1994年に“文教都市”浦和、2004年に“小江戸”川越で開催され、ことし4回目は、“武蔵の小京都・青石の里”小川町です。小川町は、周囲を外秩父の低い山々で囲まれた盆地に開けた歴史の薫り高い静かな町です。関東山地北東縁に位置し、三波川帯・秩父帯・押しかぶせ地塊や小川盆地の新生界がみられ、北東部には中央構造線が走っています。西南日本の内帯と外帯の要素を合わせもち、さまざまな地質現象を見ることができるため、“地質の博物館”ともいわれます。小川町史の地質編の調査・編纂には、多くの地団研会員がとりくみました。

 小川町では、一昨年秋に2つの嬉しい出来事がありました。ひとつは、伝統的な手すき和紙の「細川紙」がユネスコ無形文化遺産に登録されたこと、もうひとつは、中世の「板碑」造立の石材を採掘・加工する中心的な生産地であったとみられる遺跡が、国の史跡に指定されたことです。総会では、現地を見学する巡検コースなども用意します。シンポジウムは、糸魚川総会での「北部フォッサマグナの火成作用と造構史」の議論を継続できるようなテーマおよび最近の火山活動や「3.11地震災害」に関するものを準備したいと考えています。もちろん科学運動シンポジウム、原発シンポジウムも予定しています。

 会員の皆さんには、こうした歴史的風土も楽しみながらシンポジウムや巡検などに参加して、大いにもうけていただきたいと思います。また、学生会員の皆さんが「もうかる総会」になるよう準備をすすめていきますので、大勢の皆さんの参加をお待ちしています。



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