飯能市吾野地域にある秩父御嶽神社は、紅葉の名所東郷公園の一角にあります。
秩父御嶽神社の石段は369段あり、その長さは約150mにおよびます。石材は人工材が使われています。長い年月を経た石段で(造営年代は不明)、ところどころ傾いたり、ずれたりしています。傾斜角は30°を超えるところが多く、最大48~51°の急な部分もあります。石段全体がゆるくうねっているところもあります。三笠山神社や阿留摩耶天社などの小社にいたる道もあり変化に富んでいる石段です。上段付近は崩壊したことがあり、新しい石段と短い迂回路があり、その後本来の石段を経て本社に続きます。石段上りの醍醐味を味わえるダイナミックな石段です。
ここは秩父帯といわれる地質帯に立地しています。石段を上りながら脇の露頭(地盤の岩石が露出している部分)をみると砂岩がめだちます。硬砂岩といわれる硬い岩石で、秩父盆地の砂岩より1億年以上も前につくられたために固結度が高くなっています。硬砂岩の多い地域は風化に強く、しばしば険しい山稜をつくります。秩父御嶽神社の石段はこの急峻な地形を利用して造営されました。
秩父御岳神社へは、西武父線吾野駅から徒歩約30分(右の地図を参照)。駐車場有
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