前回実施できなかった地ハイの再挑戦であった。8月の残暑?もある中、荒川の源流をめざしての地ハイは、快適なものであった。7月に下見で歩いたときは、湿度も高く、疲れたのであった。今回は、貸し切りバスを利用しての地ハイであったため、人数制限があったことは残念であった。西武秩父駅を9時30分、23名で出発。急遽の参加の小幡さんのガイドで秩父盆地の地質など、とぎれない案内が続く。バスは滝沢ダムをみながら、入川へ。バスがやっと入れる道を進み、釣り場の駐車場で下車。
ここから、荒川起点まで整備された道を歩く。道沿いには泥岩や砂岩がみられ、東大演習林のサワラの林を抜けて進む。トロッコ道になり、松井さんから説明があった。インターネットに写真があるので、見てくださいとのこと。参加できなかった方も、参考に。その後、山道沿いの沢やわき水の冷たさを感じながら、ホルンフェルスの前で立ち止まる。ホルンフェルスと貫入する石英脈(小さな水晶が)に、しばらく話題となる。昼の時間が迫り、目的の荒川起点に直行。荒川起点は真の沢と赤谷沢の合流地点で、ここからが荒川の始まりでその碑がある。空気の冷たさに猛暑も忘れるひとときであった。
午後は元の道を少しもどり、入川に下りる。川原の石を観察へ。松本さんが参加できないため、参加者へ宿題が出され、しばらく苦戦?していた。ゴマシオ模様の閃緑岩に注目が集まるが、泥岩が多い。その後は、釣り場においたバスの駐車場にいちもくさんに歩いた。3時30分。帰りのバス内で、「入川から高さ10m程の山道沿いにある長径50cmの丸い閃緑岩れきのある理由」を一人一人から発言してもらった。人工的に運ばれた、川が増水したとき運ばれてきた、河床が高かったときに川が置いていった、さらに高いところに露出していたものが落ちてきたなど、盛り上がった。
{大宮南高校 松岡喜久次}(参加者23名)
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整備された山道を |
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荒川起点にて |
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