12月の地ハイは久しぶりの金勝山。以前、地学ハイキングをやったときと同じ東武竹沢に集合だったのですが、以前はなかった東口に立派なロータリーができていて、時の流れを感じます。集合時刻には12月の寒さにもめげず、たくさんの人が集まってくれました。この日の見所は、どこか別の場所でつくられて移動してきたと考えられる岩石です。金勝山をつくる石英閃緑岩もその移動してきたもののひとつでした。
最初に五反田礫層を観察したあと、金勝山への登山です。途中、カコウ岩らしい岩石が露頭で見られましたが、風化が著しく、顔つきがはっきりしません。
263.9mの三角点のある金勝山の山頂へはあっという間でした。山頂での昼食の後、小川元気プラザの近くでガーネットを探しました。キラキラ光る白ウンモは目立ちますが、頭に描いたガーネットの姿はなかなか現れません。それでも、目の鋭い人たちはルーペを駆使して、目的のものを探し当てることができたようです。
帰りはカコウ岩を見ながら、金勝山を南へ下りました。最後は、平地をのんびり歩いて、鮫ケ井付近の兜川まで歩き、新鮮な金勝山石英閃緑岩と貝化石の入ったやわらかい第三系の地層を見学して、この日の見学は終わりです。大昔、どこからか金勝山のカコウ岩がやってきたという壮大な地球の出来事を想像しながら東武竹沢駅への帰路につきました。
{北川辺高校 栗原直樹}(参加65名)
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