地学団体研究会埼玉支部 日曜地学ハイキングの記録 第231回〜第240回(1989年8月〜1990年7月) |
第232回 横瀬町 化石と礫岩をたずねて 1989年10月15日
第233回 高麗付近をたずねて 1989年11月26日
第234回 大宮台地と見沼低地 1989年12月17日
第235回 武蔵嵐山をたずねて 1990年1月15日(成人の日)
第236回 大谷石のふるさとをたずねて 1990年3月18日
第237回 狭山丘陵と武蔵野台地の
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1990年度第一回目の地ハイは東京都との都県境に近い狭山湖周辺を訪れました。西武球場前駅に集合、そこから狭山湖に向かい、その途中で狭山丘陵をつくる礫層・ローム層を見ました。 礫層は芋窪礫層とよばれるもので、40〜50万年前の川にたまった地層だということです。ローム層は多摩ローム層で関東ロームの中では一番古いものです。狭山湖からは発掘中の遺跡や白旗塚、そして武蔵野・立川ローム層の小さな露頭を見学し,所沢西高に向かいました。 そこでは1990年度の総会を行い、スライドをみながら昨年一年をふりかえりました。これで昨年の地ハイのおさらいはばっちり!というところです。 (参加37名) |
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今回のコースは昨年一度企画したのですが、係の都合により他のコースに変更になってしまったところです。会員の皆様の熱烈な(?)リクエストにお答えして、今年度第2回目の地ハイとしてこのコースを企画しました。 さて当日は非常によい天気、まさに山登り日和です。正丸駅を出発し正丸峠に向かいます。途中でチャートや粗粒玄武岩などを見学し、伊豆ヶ岳への分岐の少し先ではフズリナ化石の採集をおこないました。正丸峠に着くとそこは人だらけで、昼食の場所をさがすのもたいへんなくらいでした。 午後は正丸山から川越(ガンゼ)山をへて旧正丸峠に向かいました。途中の稜線からは周囲の山々や秩父凹地帯(高麗川沿いの、地形的にまわりより低い地帯)が見渡せました。旧正丸峠は暗く狭い峠で,かつて盛んに交易が行われていたとは思えないような静かな所です。先ほどの正丸峠の雑踏がうそのような,非常に雰囲気のよい峠でした。ここから正丸駅へくだりました。 (参加60名) |
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今回は普段と趣をかえ、都会での地学ハイキングを企画しました。見学したのはもちろん自然の話頭ではなく、墓石やビルに使っている石材です。初めは国会議事堂内の石材見学を考えたのですが、やはりそれは無理ということでした。是非とも会員の中から国会議員が出てほしい!と思います。 午前中は青山霊園で墓石の見学です。ここは都区内では最大の規模をもつ墓地で、じっくりみるには一日あっても足りないところです。またここには大久保利通,斉藤茂吉など多くの著名人が眠っています。最初にざっと説明をうけ、その後各自、自由こ見学しました。午後は銀座にでて、地下鉄コンコースやビルの壁の石材を見学しました。日本だけでなく、世界各地の石材が使われていました。参加者はみな壁にへばりついてみていましたが、そばを通りかかった人たちが不思議そうに見ていたのが印象的でした(?)。 (参加50名) |
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夏休みになってはじめの日曜日、皆野駅から吉田町に向かうバスはすし詰め、身動きもできないようでした。今回は秩父盆地の北の縁をたずねました。 午前中は、白砂公園の岩山に登りました。この山をつくる白色の砂岩は、1700万年ほど昔、秩父盆地の海が入り込んだ頃の砂浜に積もったもので、今では小高い山になり、秩父の山々を見渡せるようになっていることなどの説明を聞きました。 午後は、赤平川まで歩き、川床で化石採集をしました。暑い中、小学生たちがハンマーを片手にあちこち歩さまわって、夢中になって化石を探す姿が印象的でした。 (参加94名) |
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