第83回「秩父盆地南縁の地質」が、梅雨時の小雨の中、6月30日、地学ハイキングが秩父盆地南縁の第三紀層見学を中心に行われた。見どころも多く、雨にもかかわらず多数の人々が参加した(一般1名、大学生1名、高校生50名、中学生1名、小学生1名、
教師15名、大学教官1名の合計70名)。
主な見学場所 は、若御子断層洞では、断層や断層鏡肌の観察、またクリノメーターを使い断層面の 走向や傾斜のはかり方などを学習した。
次に浦山川合流地点より500mほど上流の荒川右岸で、礫岩や砂岩、泥岩の互層など を観察し、礫岩内の礫積、礫の形また互層について調べ、 これらの地層の堆積した状態について学習した。
最後は今日のおみやげである化石採集、こうなるとみんな目の色をかえて大はりきり、いつも ながら化石は参加者にとって最高のみやげらしい。しかし、参加者をよく観察する
と、くたびれたような顔をしてさぼり気味の人もいたようだ。 また話をしながらのんびりと化石採集をしている人など様々であった。
最後に浦山口断層を見学した。時々、小雨の降る中であったが、 それぞれの目的を十分達成したようであった。
案内者(小林・関根・棚橋・上村)のみなさん大変ありがとうございました。
{「秩父の峰」町田明夫}(参加者 70名)
|
|
武州中川駅前での説明 |
|
雨の中で傘を差しての昼食 |
このページの最初へ
|