地学団体研究会埼玉支部

日曜巡検
(日曜地学ハイキング)の記録

 第11回〜第20回(1966年11月〜1968年1月)


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第11回 小川盆地  1966年12月13日

(参加者 79名)

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第12回 狭山丘陵  1967年 1月15日

(参加者 17名)

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第13回 岩殿丘陵  1967年 3月26日

 3月26日快晴に恵まれ総勢約70名でした。葛袋に向かう引込線に沿って進み西本宿で段丘礫層、関東ローム層を見学し、葛袋にゆき会社の人から卓球場で説明を聞いた後、野外で昼食後、泥岩の中から化石を探す。ツノ貝、二枚貝、有孔虫、魚のウロコ、サメの歯、植物化石が見つかった。田の畦道をゆき高本の所でタマネギ状構造そして化石(ウニの化石多産)を探す。皆いささか暑さのためにバテたようなので、早くお帰りの人はここから別れてお帰り下さいと言ったが、だれも帰るひとがいなっかった。皆さん非常に熱心である。
 神戸からヤブの中を進み山の中のガケで化石を探す。皆つかれて座っている人が多かったが、川越女子高の生徒さんが見事なサメの歯を発見。皆生き返ったように石をたたきはじめる。しかし、残念ながらサメの歯は一つしか出ませんでした。大蔵からバスに乗る予定であったが、小川を渡るのに時間を食ってしまいバスにいかれてしまった。やむなく武蔵嵐山駅まで歩いた。

{渋谷:支部報より}(参加者 ?70名) このページの最初へ

第14回 神流川流域  1967年 4月29日〜30日

 4月29日9時30分高崎線新町駅前に集合した一行の人数は28名。小雨が降る中、下久保ダム入り口でバスを下車。下久保ダムは工事中で、付近の地形・地質の説明を聞いているうちに雨がやむ。トンネルをでた所で結晶片岩を観察した後、再びバスに乗り万場に向かう。万場の川原で昼食後、付近の地質の説明。大久保氏による水石の見方なる話があり、皆好んで石のゴロゴロした所を歩き上流に向かう。金目になる?梅花石を探す。小平で坂原層を見学する予定であったが、時間がなくなり、バスで神ヶ原の三国屋に向かう。4時頃、三国屋で小休止の後、神ヶ原コース(老人向け)と立処山コース(青年向け)に分かれる。立処山への登り途中、鍾乳洞などがありヒンヤリとした空気に浸った後、頂上に。神流川や叶山を望み、フズリナの化石が見つかる。
 30日は曇りであった。8時30分に宿を出て、間物沢をみて歩く。武井氏より白亜系の説明を戴く。一ノ瀬橋の所で、皆目の色を変えて化石を探す。アンモナイトなどの立派な物が出た。その後、瀬林の所で見事なリップルマークを見る。中央の穴について色々な説がでた。昼食後、志賀坂峠に向かう。ポカポカ陽気の中、坂道をかなり登る。トンネルをでて埼玉県側にでるが、ガスで視界が悪く残念であった。午後2時半、記念碑の前で写真撮影。そこから坂本まで歩き、巡検の終わりとなった。(一部修正)

 

{渋谷:支部報より}(参加者 28名)

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特別  船橋海岸  1967年 5月14日

 船橋で特別会の潮干狩りを行った。新しい生痕を発見した。  

{支部報より}(参加者 18名)

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特別  船橋海岸  1967年 5月28日

 再び船橋に行き、石膏模型を取った。なかなか複雑な生痕である。  

{支部報より}(参加者 ?名)

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第15回 寄居・西浦の谷 1967年 6月11日

(参加者 45名)

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第16回 武蔵嵐山の結晶片岩とローム層 1967年 7月16日

(参加者 33名)

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第17回 寄居付近 1967年 9月24日

(参加者 31名)

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第18回 浦和付近の段丘堆積物 1967年10月29日

(参加者 43名)

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第19回 天目指峠・子の権現の秩父帯 1967年11月19日

(参加者 58名)

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第20回 高麗川の秩父帯と白亜系 1968年 1月21日

案内者:堀口万吉氏(埼玉大学)
参加者:研究者3名 教師10名 大学院・大学生6名
     高校生25名 中学生2名 小学生5名 計51名
コース:高麗駅→高麗小下→獅子岩橋→聖天院→上高岡(解散)

 すばらしい天気にめぐまれ、少々(暑い)位だった。今回の目的は、新しく発見された中生層の砂岩・頁岩と石灰質の砂岩の中から石灰藻の化石を採集することと、その連続を実際に走向方向に追ってみて確認することだった。
 中生層が最もよく観察できるのは、獅子岩橋の上流、高麗川の河床で、幅約100mにわたって露出している。参加者は、めいめい懸命に走向傾斜を測定したり、化石を採集したりして充実した時を過ごした。
 今回の反省としては、大ぜいの参加者がある場合、案内・説明者を1人に限定しないで、参加者の階層・実力に応じて、何班にも分けて、それに説明者をつけることなども必要であると感じた。また、大学生に高校生や中・小学生の説明・指導係になってもらって、「しごく」べきだという声も聞かれた。他人に自分の意見をわかりやすく説明するためには、それ相当に勉強する必要があるからである。

{支部報“秩父の峯”より}(参加者 51名)

堀口さんの説明

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