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第72回神奈川・第576回埼玉合同地学ハイキングが、三浦半島小網代の森の自然観察をテーマに実施され、小中学生や大学生も含めて35名が参加しました。
そろそろ梅雨入りの季節で、雨が心配されました。11時に京急の三崎口駅に集合した時は雨が降っていましたが、バスで引橋に着いたときには雨は止み、傘をささないで見学できました。
小網代の森は、リゾート開発が持ち上がり、20年間放置されて荒れ果てた後、神奈川県と三浦市と京浜急行が市民の要望を受け入れて自然を回復し、三浦半島で唯一、源流から谷間、湿地、河口から干潟までそろった自然が復元されたところです。
引橋入口から、整備された散策路を通って源流から谷に下りました。上流にはかつて薪炭林と利用されたコナラなどの森が広がり、谷ではシダが茂り、浦の川沿いの道になりました。この時期、ホタルを見るために夜間に観察会も開かれています。
コースの中央部の湿地あたりはかつて水田があった場所で、今はアシ原となっており、ハンゲショウの群生も見られました。ジャヤナギのあるやなぎテラスからえのきテラスに着き、昼食休憩にしました。朝、雨が降ったおかげで普段は混み合うのに人が少なく、ゆったり休むことができました。
その後、宮ノ前峠で、アカテガニの棲みかを探しました。現地の人の教えのとおり、岩に空いた穴の奥をスマホで照らしたところ、何カ所もの穴の奥にカニがいるのが見られました。もとに戻り、アカテガニ広場の手前の干潟で、三浦層群三崎層の生痕化石と、小さなチゴガニやコメツキガニたちを観察しました。多くは食事中でしたが、入り口でチゴガニが求愛ダンスをしているのが観察できました。
その後、引橋までもどり、ベイシア三浦店2階のインフォメーションスペースにある小網代の森の展示を見ました。森の復元過程、季節ごとにみられる生き物が紹介され、『小網代干潟の生き物たち』『小網代の谷のカニ図鑑』も販売していました。 ここで、解散となりました。参加された皆さまに感謝します。
{神奈川支部地ハイ係 後藤仁敏} (参加者35名)
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