地学団体研究会埼玉支部 団研活動
硬砂団体研究グループ


テーマ

  • 大宮台地の硬砂層の層序・形成環境の研究

発足の経緯

 埼玉大学教養部堀口研究室で卒論をした(第四紀研究)教師層が増加し、何か団研を やろうという機運が生じた。郷土の自然を明らかにし、教材化にまでつなげようと、身近な大宮台地の地質をテーマに選んだ。

活動期間

   1969年〜1980年

団研メンバー(支部会員) 

  埼玉大学教養部堀口研究室で卒論をした教師層を中心に11名。

成果

  • 清水康守・硬砂団体研究グループ(1973)大宮台地の硬砂層の層位について.日本地質学会80年大会講演要旨,13.
  • 硬砂団体研究グループ(1981)大宮台地に分布する硬砂層の性質と堆積環境.地球科学,88,17-30.

特色

  •  大宮台地が,常総層の堆積面であること、硬砂層が下末吉ローム層の堆積の末期に風 成砂として形成されたことなどを明らかにできた。この団研を通じて、埼玉支部においての第四紀グループができたものといえる。
     当初は、大宮台地の地表地質が非常に限られた層準のものしか見ることができないの に、層序の解明に時間をかけすぎたきらいがある。硬砂の堆積環境や、硬くなる機構について、もう少し早く取り組む必要があった。

 (文責:清水康守)

団体活動の記録トップページへ



地学団体研究会埼玉支部トップページへ