2004年 第58回総会開催地紹介 今年の夏は川越で! そくほう2004年1月号 |
現在も市民に時を告げる「時の鐘」 |
「小江戸」川越
埼玉県のほぼ中央にある川越市は現在人口が33万人で、都心から1時間以内でくることができます。川越は川越城(初雁城)を中心とした城下町として栄え、「小戸」とよばれています。蔵造りの街並みや「時の鐘」「喜多院」「東照宮」など多くの文化遺産が残されていて、多くの観光客が訪れています。とくに、毎年10月の第三土・日曜日におこなわれる川越祭りは、たいへんなにぎわいをみせています。市内を29台の山車がひかれ、お囃子(はやし)の音が鳴り響きます。
ローム台地からの贈り物
川越市街は、扇状の武蔵野台地の北の端に位置しています。この台地縁には市街地をとりかこむように新河岸川が流れています。江戸時代からこの新河岸川は、農作物を運ぶための舟運に利用されましたが、鉄道輸送に押され昭和のはじめに役目を終えました。川沿いには集配場である約40ヶ所の河岸(かし)が栄え、現在は市内では仙波河岸が整備され当時の面影が残されています。
関東ローム層におおわれた台地では、現在でもサツマイモの栽培がおこなわれ、芋せんべいや芋アイスなどが人気です。また、秋には芋掘り体験の子どもたちでにぎわっています。川越でサツマイモ栽培が盛んになったのは8代将軍徳川吉宗がサツマイモの栽培を奨励したのがきっかけとされています。日本橋から川越まで十三里。川越のサツマイモは昔から“栗よりうまい十三里(九里と四里で十三里)”とも呼ばれています。
全国の会員のみなさん、この夏、総会行事と川越歴史散歩を楽しみに川越へおこしください。
(川越総会準備委員会)