そくほう 588号 2004.4.1 川越総会,この夏一番熱く! |
夏の川越総会では,以下の内容でおこなわれます.最新の成果を盛り込んだシンポジウムのほか,気楽に参加して学びみんなで創る学習会も企画しました.この夏,ふるってご参加ください.川越市内のホテル・旅館のリストを掲載しました.各自でお早めにご予約ください. |
会 場 |
シンポジウムなど;川越市民会館・やまぶき会館(両館はつながっています) ポスターセッション;川越市立図書館(市民会館・やまぶき会館に隣接) コンパ;川越福祉センター |
総 会 日 程 |
8月6日(金) 13:00〜17:00 シンポジウムT「楽しく学ぶ地学 −地域に根ざした活動から−」 8月7日(土) 9:00〜11:30 学習会(1)「平野の地形発達」 学習会(2)「ボーリングコアの堆積学的解析」 学習会(3)「河原の石集会」 10:00〜12:00 市民向普及講演会 11:30〜13:30 ポスターセッションコアタイム 14:00〜17:00 総会議事 8月8日(日) 9:00〜12:00 シンポジウムU−1「日本海とフォッサマグナの発生」 シンポジウムV 「生物による穿孔痕」 13:00〜17:00 シンポジウムU−2「フォッサマグナ発展期の諸問題 −グリンタフ変動末期の造構運動−」 8月9日(月)〜10日(火) 総会巡検(日帰り・一泊) |
シ ン ポ ジ ウ ム |
◆シンポジウムT 「楽しく学ぶ−地域に根ざした活動から−」 (世話人; 倉川 博ほか) 子どもたちや市民が楽しく学ぶ地学,教師がいきいきと楽しく教える地学,そして私たち自身が子どもたち・市民・生徒とともに学ぶ地学を考えるシンポジウムをめざします.地学ハイキング・市民活動・市町村史編纂など,地域に根ざした活動や学校の授業からの地学へのアプローチの方法を実践を通して紹介し,地団研の科学運動を考えます.川越市教育委員会の後援を生かして,地元の小・中学校の理科教師なども参加できるように考えています. ◆シンポジウムU−1 「日本海とフォッサマグナの発生」 (世話人;佐藤和平ほか) 日本海のはじまりと発展,ファッサマグナの発生と中央構造線などに関する新しい知見を紹介し,北部ファッサマグナへの海の侵入,ファッサマグナの東縁問題や中央構造線沿いの堆積盆の発生などについて考え,表記の問題を議論します. ◆シンポジウムU−2 「フォッサマグナ発展期の諸問題−グリンタフ変動末期の造構運動−」 (世話人;佐藤和平ほか) グリンタフ変動と島弧変動の関係を考えます.中央日本における火成・火山活動と造構運動の関係や,関東平野地下の生層序や地球物理学的データによる平野の深部構造,更新世後期の変動などに関する新しい知見を紹介し,表記の問題を議論します. ◆シンポジウムV 「穿孔性生物の生痕」 (世話人;小幡喜一ほか) 生物による穿孔痕がテーマです.岩礁など浸食域にみられる穿孔性生物の代表である穿孔貝類の生態と生痕化石,および現生生物や体化石の硬組織にみられる穿孔痕に注目します.そして,それらがどのようにしてできた か,穿孔痕からどのような情報が得られるかを議論したいと思います. |
学 習 会 |
●学習会(1) 「平野の地形発達」(世話人;平社定夫ほか) 武蔵野台地は,日本の第四紀層の模式地の一つで,地形・地質に関する多くの研究が蓄積しています.しかし,そのわりには,わかりにくいところがたくさんありました.その理由に武蔵野台地の地形のみかたや,そこを構成する武蔵野礫層の性格が不鮮明だったことがあります.今回,武蔵野台地の地形・地質,成立過程に関し,長年の研究成果にもとづいた統一的な見解が提示されます.このような見方は過去のことを知ることにとどまらず,今の地学的諸課題を解決するうえに大変重要な役割を持つはずです. ●学習会(2) 「ボーリングコアの堆積学的解析」(世話人; 宮地良典ほか) ●学習会(3) 「河原の石集会」(世話人;小島正順ほか) 川はたいへん身近で,人間生活と密接にかかわっています.こどもの格好の遊び場でもあります.流域の岩石岩石の種類や堆積のしかたが観察でき,さながら河原は石の博物館です.また,その川に関連した歴史的なできごとなど,いろいろな学習に発展させることができます.こんな河原に焦点をあて,実際の石を目の前に各地域の河原の石紹介しあったり,河原での地学ハイキングや授業の実践報告や河川の堆積物の講演,そして「河原の石の調べ方」の本づくりについてなど,川や河原の石について学びあう集会です.今後,全国各地の川でハンドブック「○○川の石」ができたらと考えています |
ポスターセッションに気軽に参加を |
1.期間 8月6日(金)〜8月8日(日)17:00まで (川越市立図書館展示ホール) 2.申込事項 発表者名(所属支部),連絡先(とくにメールアドレス),タイトル を明記. 3.申込先 〒359-1131埼玉県所沢市久米1234 埼玉県立所沢高校 正田浩司 (川越総会ポスターセッション係) Tel.04-2922-2185,Fax.04-2925-4448,e-mail:yx2k-syud@asahi-net.or.jp 4.締 切 5月31日(月) 要旨の作成要領は申込者にお送りします. 5.その他 ・模造紙2枚程度にまとめてください. ・ポスター用紙にゴム製の留め具をつけて,パネルの穴に差し込んで展示します. ・長机(180×60cm)も使用可能です.申込時にご連絡ください. |
川越総会で郷土の河原の石を紹介してください |
1.期日 |
宿泊施設 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
宿泊は斡旋しません.宿泊予約サイトなどを利用して各自で申し込んでください.
川越は池袋から東武東上線で30分、大宮からJRで20分、所沢から西武新宿線で20分です。 |
*シンポジウムのタイトルは仮題です。
*会場は、隣接した市民会館・やまぶき会館・市立中央図書館です。
*夜間小集会など、会場が必要な会議などがありましたらご連絡ください。
〒179−0076 東京都練馬区土支田4−24−16 川越総会準備委員会 保科 裕
E−mail:hhoshina@jcom.home.ne.jp