そくほう 584号 2004.5.1 2004年川越総会準備ニュース No.5

総会巡検参加者募集

プレ1 本宿二重陥没巡検
8/3(火)〜8/5(木)2泊3日  定 員:20人  世話人:野村 哲・小林 忠夫
概 要 本宿第一次陥没はカルデラではなく、構造性のものであること、第二次陥没は未だ確定はしていないが、カルデラである可能性が強い。これらを現地で検討したい。
コース 集合:上信電鉄下仁田駅前 3日(火)13:00→下仁田市街地周辺の地質(下仁田構造帯),4日(水):(1)南牧村の本宿第一次陥没の壁 (2)下仁田町馬居沢の本宿第二次陥没,5日(木):下仁田町物語山北壁の本宿第二次陥没→解散:上信電鉄下仁田駅前 15:00
費 用 下仁田自然学校利用:約5,000円,旅館利用:約15,000円
プレ2 長瀞と自然史博物館
8/5(木)日帰り  定 員:30人  世話人:本間 岳史
概 要 地質屋なら一度は見たい「地球の窓」長瀞の三波川結晶片岩と変形小構造(野外)、総会シンボルマークに採用されたカルカロドン・メガロドンの化石歯と顎・生体復元、パレオパラドキシア化石の骨格復元、埼玉3億年の地史(博物館)を巡るハイライト・ツアー。
コース 集合:秩父鉄道長瀞駅 10:30→岩畳(石墨片岩、節理、キンクバンド、ポットホール、岩石段丘など)→虎岩(スティルプノメレン片岩、折りたたみ褶曲など)→埼玉県立自然史博物館(昼食後、館製作映画「パレオパラドキシア」の鑑賞と埼玉の岩石・鉱物・化石・地史の展示見学) →解散:埼玉県立自然史博物館 14:30
費 用 入館料:一般100円,学生50円
プレ3 足柄層群終末期と箱根火山発生期の関係をみる巡検
8/5(木)日帰り  定 員:15人  世話人:宮城 晴耕・金井 克明
概 要 足柄層群最末期の堆積物である塩沢累層は急傾斜をなすレキ岩からなる地層である。これをほぼ水平に不整合で覆っている箱根火山発生期の安山岩巨レキ層やその上の溶岩層などを見学する。
コース 集合:御殿場線松田駅北口 9:00,(1)塩沢累層に挟在される酸性凝灰岩,(2)駿河小山駅南方の大沢川沿いに分布する塩沢累層とそれを不整合に覆う箱根火山発生期の火山噴出物(巨レキ岩層、溶岩層など)との関係,解散:御殿場線松田駅北口 16:00
費 用 1,000円
ポスト1 関東平野北西縁の後期更新世の地表変動事例
−液状化痕と巨大地すべり−
8/9(月)日帰り  定員:15人  世話人:大塚 富男
概 要 群馬県南西部における後期更新世以降の地表変動の事例として、液状化痕巨大地すべりを観察する。液状化痕の形態やわかりやすい地すべり地形地質の観察のほかに、地震・液状化・地すべり・泥流の発生が密接に関連していることを理解するのに適したコースである。
コース 集合:高崎駅東口 10:00→高崎城南球場(高崎泥流とピート層中の軽石層の液状化)→榛名町烏川(地すべり下部斜面の地質と構造物の変形)→榛名町風戸地区(地すべり上部斜面の地質と地形)→解散:新幹線安中榛名駅(またはJR安中駅)17:00
費 用 1,000円
ポスト2 秩父盆地の生痕化石
8/9(月)日帰り  定員:10人  世話人:生痕研究会(連絡先:小幡喜一)
概 要 秩父盆地新第三系の各層準に見られる、生痕化石の観察。露頭における生痕化石の観察・記載方法を学び、水深・基質のかたさ・堆積速度などの古環境と、そこに形成された生痕化石群集の特徴を比較します。
コース 集合:埼玉県立自然史博物館 10:00→郷平橋(皆野町・秩父市)→奈良川橋(秩父市・吉田町)→吉田町桜井→秩父市蓼沼→解散:西武秩父駅 15:10
費 用 1,000円
ポスト3 秩父堆積盆地(新第三紀)のはじまりをたずねて
8/9(月)〜8/10(火)1泊2日  定員:15人  世話人:秩父盆地団研(連絡先:岡野裕一)
概 要 秩父盆地の新第三系は、最下部層として礫岩層、砂岩層などが分布する。これらの礫岩や砂岩の特徴(礫種、堆積構造など)や新第三系と基盤との不整合露頭、さらに新第三系中に含まれる化石などから、堆積盆地発生期の古環境、構造運動について考えていく。
コース 集合:西武秩父駅 9日10:00→秩父盆地北縁の吉田町久長付近(新第三系最下部の礫岩層、砂岩層の観察)、小鹿野町牛首峠付近(新第三系最下部の礫岩層の観察)、皆野町前原付近(基盤との不整合露頭の観察、化石採集)→解散:西武秩父駅 10日15:00頃
費 用 10,000円(予約金5,000円)
ポスト4 関東山地、ミカブ緑色岩類に累重する西御荷鉾層と秩父帯北帯のユニット境界断層
8/9(月)〜8/10(火)1泊2日  定員:15人  世話人保科 裕・松岡 喜久次・松井 正和
概 要 三波川帯のミカブ緑色岩類に整合で累重する赤色泥岩・珪質岩・泥岩・砂岩泥岩互層を採石場および林道沿いの連続露頭で観察する。また、秩父帯北帯を構成するユニット境界の衝上断層と下盤の変形を神流川の河岸で観察する。
コース 集合:川越駅(東武東上線)9日8:00,午後:万場町柏木(秩父帯ユニット境界断層とその変形),10日(火)午前:西御荷鉾山の西の採石場(ミカブ緑色岩類と西御荷鉾層) 午後:投石峠西のスーパー林道(ミカブ緑色岩類と西御荷鉾層),解散:川越駅(東武東上線)17:00
費 用 10,000円



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